逆子と帝王切開について
逆子のママさんの心配の一つに帝王切開があると思います。
ここでは、帝王切開について詳しく解説いたします。
帝王切開とは・・・
帝王切開とは、赤ちゃんがママの産道を通って生まれてくる経膣分娩が難しい時におこなわれる
赤ちゃんを取り出すために行われる開腹手術です。
経膣分娩で出産できるのであれば、それに越したことはないのですが、妊娠・出産では予期せぬ
トラブルが起こることがあります。
赤ちゃんの安全な出産とママの体の安全を優先に考えた一つの手段と考えてください。
産科の診断方法や診断技術の進歩により、経膣分娩が可能かどうかの判断は正確に診断できる
ようになっています。
これにより帝王切開によって救える赤ちゃんが非常に増えました。
帝王切開のポイント
帝王切開には、あらかじめ予定して行う予定帝王切開と急きょ行われる緊急帝王切開があります。
予定帝王切開となるのは、何らかの原因で経膣分娩が困難である場合です。
手術の前日に入院し、安全に進めるための検査をした後に行われます。
医師や助産師さんからゆっくり説明を聞くことができますので、不安なことは相談しておきましょう。
一方、緊急帝王切開は出産の途中で突発的なトラブルが生じて行われる帝王切開です。
一刻を争う事態の場合が多く、予定帝王切開のように医師とゆっくり話し合うことは難しいです。
医師からは単刀直入に状況説明があり、手術の承諾書にサインすることになります。
以前の出産で子宮奇形など母体側の原因で帝王切開になった時には、また次の出産も帝王切開
になる可能性は高いです。
しかし、母体側の原因ではない場合はケースバイケースです。
傷の状態により、いきんだ時に前回の縫合部分(縫ったところ)から子宮破裂を起こす心配が
ある場合は、安全を考え帝王切開を選択することになります。
しかし、妊娠経過が順調など、条件によっては経膣分娩が可能な場合もあります。
帝王切開後の出産は、少なくとも1年はあけます。

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